2019年6月29日(土)、13時、新宿歯科医受診。17時の、新大久保駅での趣味人コミュイベント待ち合わせまでを原宿、代々木周辺の散策で過ごす。予備校時代、ひどいスランプに苦しんでいた或る日の朝、私は予備校を通り過ぎて、明治神宮内の宝物殿前の芝生でひねもすを過ごしたことがあった。
30代、都立大付属高校で働いていたとき、17時の出勤に合わせ、西武新宿から渋谷駅まで歩き、途中、原宿にある渋谷中央図書館で開館から15時までを過ごした。図書館には若い、とても美しい職員がいて、或る時じっと見つめていると、それは気づかれ、思わぬ反応を誘った。爾後、私はプラトニックな恋愛に浸り、精神的な逢瀬を楽しんだ。その噂は他の職員にも及んでいたようで、一部で話題にもなっていたようだったが、それ以上に発展することはなかった。
再び、あの芝生に横たわり、40数年前を思い起こした。幸いにしてライフワークを見つけ、趣味と合わせて色濃い人生が送れているとは思うが、同じ地を再び踏みしめ、後悔するのは、一生を左右する時をつかむ勇気がなかったこと。宇宙でたった一粒ではあるものの、その存在は鈍く、重たい。空にも、心にもどんよりと厚い雲がかかっているようだ。
時間になって新大久保駅まで独り言をつぶやきながら歩いた。空は雨となり、心まで濡れた。
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