ニュルンベルクのマイスタージンガー


ニュルンベルクのマイスタージンガー

今年はバイロイト音楽祭が中国ウィルスの影響で中止、

毎年、この時期を待ち焦がれ、楽しみにしていたFM放送バイロイト音楽祭が、 今年は響かない。仕方なしに、今、昨年録音しておいたものを聴いている

ニュルンベルクのマイスタージンガー 、私にとっては歴史的にも同時代的にも最も美しい曲。聴くたびに、精神は酔い、 今も身体に電気が走っている

それにしても国を亡ぼすほど金を無心した強欲な人間が どうしてこれだけの作品を残しえたのか、 人間性と創作は決して比例しないものらしい

デカルトは人にはボンサンス(良識)が備わっていると言った 人間が理性的存在であるという定義は、その前提に立ってのみ妥当する。内省的な人は、つねに自ら犯してしまった過去の失敗に心を痛めているものだ。

ドイツ人は自らを問うことを習性としている民族である

フライブルクの家庭で或る事を話題にしたとき、 婦人は言った どこの国にも善い人がいて、悪い人がいる 毅然とした口調に、私は何も返せなかった

悪に心を病まないヤカラが存在するから、人間とは不思議なものだ

今年は録音したヴァグナーとともに年を越そうと思う

                         2020,12,22


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