飯塚事件、量子力学


飯塚事件(2019,05,18)

NHK「こころの時代」で弁護士徳田安請之氏の活動が紹介されていました。「光を求めて、ともに歩む」ではハンセン病の人権被害を国に認めさせるまでの活動が語られていましたが、損得ではなく良心にしたがった活動に身をささげている氏の活動に心打たれました。

氏は飯塚事件に携わっているとも。飯塚事件は日テレのドキュメント番組でも取り上げられていましたが、冤罪で死刑執行が行われた疑いが濃い事件です。この国ではたびたび冤罪事件が問題になりますが、問題の根幹は警察官が予断をもって犯人を特定し、有罪にするための証拠や証言が強引に採用されるという点にあります。この事件についても偽の疑いが濃いとされている証言があるようです。また、法務大臣が異例の速さで執行を命じたことにも疑問があります。

アメリカの司法制度では逮捕の段階から容疑者の人権が保障されますが、残念ながら我が国では容疑者の自白が強要されるなど非民主的な体制にあるようです。 民主主義の根幹は「言論の自由」です。再び治安維持法の時代がこないように願うばかりです、必要であれば、声をあげてゆきたいと思います。

量子力学(2019,05,31)

コズミックフロント(BSプレミアム)で量子力学が扱われていました。「宇宙」を説明するには、現在のところ、その学が最も有効だといいます。番組によると、物の本体はもやのようなもので、たとえば、それに眼をそむけている間はその状態を保っているにもかかわらず、注視するやいなや、もやは自らの姿となって現れるというのです。

この現象を聞いて思ったのは、見られることによって具体相となつて現れるというなら、イギリス経験論バークリーの命題「存在することは知覚されることであるEsse est Percipi」が彷彿とされるということ、です。見る人の存在によって現れたり消えたりするというのであれば、実体はないということになります。

 なお、番組のなかでは量子コンピュータでは0と1の相矛盾する信号が同時に作動しているという紹介がありました。矛盾が同時に成立するという事態は西洋思想には無かったもので、私が学習していることとも関連があり、とても興味深く感じました。


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